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芸術学部 辰巳准教授がBOROコレクションの展示監修と解説文を執筆(海外10都市目) スペイン バルセロナ 国際パッチワークフェスティバル(2025/3/20~3/23)

2024.12.06

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芸術学部

芸術学部の辰巳清准教授が所蔵するBOROコレクション(襤褸:日本の農村で江戸時代から昭和初期に使用されていたツギハギの野良着など)を使用した展覧会が、スペイン国バルセロナ市で開催されます。同展は世界有数のテキスタイルアートイベントとして知られるシッチェス国際パッチワークフェスティバルの目玉のひとつです。
今回、辰巳准教授は、自身が所蔵する作品の提供と、展示監修、解説文の執筆を行います。


▲今回提供する作品の一例

<本件のポイント>
1. 国際パッチワークフェスティバル(International Patchwork Festival Sitges)は、スペインパッチワーク協会の主催で1999年から毎年3月に行われており、毎年4日間で10万人以上が来場する大型イベントです。2025年は欧州を中心とする36か国から1000点以上の作品が出品されます。

2. 辰巳准教授は、民俗学者田中忠三郎が収集したBOROコレクションを継承し所蔵。それらの作品を用いた展覧会は海外でも行われており、今回で海外10都市目の開催となります。2021年~2022年にスウェーデン国立東洋美術館で開催された「BORO - The Art of Necessity」は、同国の年間で最も優れた展覧会として、「エキシビション?オブ?ザ?イヤー2021 」を受賞。同准教授は今回の展覧会でも、コレクションの貸し出しのみならず、展覧会の監修や解説文の執筆を行います。

<辰巳准教授のコメント>
2009年~2019年に私が館長を務めていた「布文化と浮世絵の美術館 アミューズミュージアム」(東京?浅草)に何十回も来場してくれたというスペイン パッチワーク協会理事のロザリオ?カサノバ氏から2024年春に今回の出展の打診をもらいました。
世界的にサステナビリティへの意識が高まる中「ツギハギの野良着は、自然災害が多く、天然資源が乏しい日本において、人々が困難に立ち向かい、克服してきた人間の真の力強さを象徴するアートである」と位置付けて、私は本展の監修を行っています。
展覧会が、鑑賞者の新たな気づきを得るきっかけになれば嬉しいです。

報道発表資料

BOROコレクションに関する本学記事(OSAKA SEIKEI PRESS)は、こちら

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